今日は病院で
・歯磨き
・肛門線しぼり
・フィラリア検査
・心臓検査一式(血液検査、心電図、エコー)
でした。
フィラリアは陰性。
今年から、ビーフ味のチュアブルタイプにしてもらうことにしました。
だっておいしいほうがいいもんねぇ。
そして、心配していた心臓...
半年前よりも、少し数値が悪くなっていました。
心臓は4つの部屋からできていて、それぞれ右心房・右心室・左心房・左心室と呼ばれています。
全身を巡って戻ってきた血液は、まず右心房に入り、そこから右心室へ入って肺へ送られます。
肺では、口や鼻から吸った空気中の酸素を血液内に取り込み、二酸化炭素を排出するはたらきをしていますが、酸素を多く含んだ血液は、今度は左心房から左心室へと流れ、左心室から全身へと送り出されています。
こんな感じで、血液は心臓を中心に全身を一巡りするわけだから、どこかで逆流しないように心臓の各部屋には扉の役割を果たす膜がついています。
右心房と右心室の間が三尖弁(さんせんべん)、右心室への扉が肺動脈弁(はいどうみゃくべん)、左心房と左心室の間が僧帽弁(そうぼうべん)、左心室からの扉が大動脈弁(だいどうみゃくべん)という名前です。
この扉の役割を果たす膜が、うまく開かずに血液が通りにくくなると狭窄症(きょうさくしょう)、逆にうまく閉まらずに逆流が起こると閉鎖不全症(へいさふぜんしょう)というそうです。
はなちんの場合、左の2カ所の扉、つまり僧帽弁と大動脈弁の閉鎖不全が見られるそうです。
僧帽弁がきちんと機能していれば、左心房に入った100の血液はそのまま左心室へ入り、大動脈弁がきちんと機能していれば、左心室に入った100の血液はそのまま全身へ送られることになるわけですが。
2つの扉がうまく機能していないはなちんの場合、左心房に入った100の血液を左心室に送るときに、僧帽弁がきちんと閉まらないので10ぐらい左心房に戻ってしまいます。
で、次に100の血液が送られてくるとき、本来であれば空っぽの左心房に10の血液が残ってしまっているわけですから、100+10で左心房の定員オーバーになっていて...
これを繰り返すうちに、どんどん左心房が大きくなってきて負荷がかかってくるということになる。
大動脈弁も閉じにくいわけなので、やはり同じようなことが起きていることになります。
1年ぐらいずっと様子を見ていたのですが、今回の検査結果を見た先生から、とうとう降圧剤の投薬スタートを勧められました。
降圧剤というと血圧が高い人用のお薬、というイメージしかなかったのですが「末端の血管を広げて血流を促し、高い血圧を下げる薬」なので、はなちんのような症状でも服用するんだそうです。
また、どんどん症状が重くなってきた場合、最悪、僧帽弁は外科手術でなんとか治療することができるかもしれない。
だけど、大動脈弁に関しては、外科手術ではどうにもならない、と言われました。
降圧剤だけでは足りなくなったら、次は強心剤などを使うことになる、とも...
僧帽弁の外科手術を受けるにしても、問題の箇所は心臓なわけで、手術中はいわゆる心肺停止状態にしないといけないらしく、当然リスクも大きくなるわけで。
初めて「心臓に問題がありそうだ」と言われてから、ずっと覚悟はしていたけれど...
できれば、一生病気とは無縁でいさせてあげたかった。
お腹が弱かったり、そういうことはいろいろあるけれど、こんな大きな病気を経験させたくはなかった。
自分の心臓がそんなことになっているだなんて、まったく知らないはなちんの顔を見ていると、それだけで涙が出てしまってしかたがない私。
でも、余命宣告されたわけじゃないし、お薬の力で少しでも長く、穏やかに暮らしていけるようにがんばるつもりです。
はなちん
何があっても父さんと母さんがそばにいるからね。
みんなでがんばっていこうね。
大好きよ、はなちん。