院内の血液検査では、今回特に異常は見られなかったので安心していたんだけどなぁ...
そのその大部分は腸管から再吸収されて門脈というところを通って肝臓に戻る... というとてもクローズドな「腸肝循環」を行っているので、ふつうはこの胆汁酸がこの循環の途中で漏れ出してしまう量というのはとても少ないわけです。
胆汁酸の値は、食前(空腹時)と食後の2回はかります。
食前の参考基準値は: 9.0μmol/l
食後の参考基準値は: 14.9μmol/l
はなちんは、今回を含めて3回検査しています。
2012年3月17日
食前: 12.9μmol/l
食後: 46.1μmol/l
2012年5月8日
食前: 9.5μmol/l
食後: 16.9μmol/l
2012年6月29日(今回)
食前: 23.2μmol/l
食後: 24.0μmol/l
3回とも基準値をオーバーしており、今回も院内の血液検査ではこれといって異常はなかったけれど、やはり肝臓の機能が低下しているのであろうとのこと。
先生からはMVD(肝門脈微小血管異形成症)の可能性もあるかもしれないとも言われているのだけれど、それを知るにはもっと詳しい検査をするしかない。
そして、もっと詳しい検査というのは門脈造影かバイオプシー(生体組織診断・生検)。
造影には麻酔が必要だったはずだし、もともと肝臓が小さいはなちんの場合、バイオプシーでも外側から太い針を刺して(!)細胞を抽出する方法は難しいだろうから、開腹して肝臓を切り取って検査、という方法になるのではないかと言われてます。
今の段階で、食欲がない・食後にふらつく・けいれんする・嘔吐が多い・下痢をする... などなどの症状が見られるようであれば、すぐにでも何かしらの検査を覚悟しなければいけないところなんだろうけれど、目に見える症状が何もないので先生も私も検査に踏み切れずにいるわけです。
そして、完治させるためのお薬があるわけでもないらしい...
そこで先生と相談した結果、まずはサプリメントから始めることにしました。
これは、今残っている元気な肝細胞を守る役割をしてくれるものなのだそう。
「必ず食間に飲ませること(食後2時間以上、食前1時間以上)」という但し書きがついていて、ちょっとタイミングをつかむまでが大変そうだけど、とにかく少しでも元気な肝臓に戻ってもらわないとね。
が、この SAMe(S-Adenosyl Methionine:S-アデノシルメチオニン) というサプリメントがまたクセモノで(笑)。
先生いわく、日本ではもう買えなくなってしまったものなのだそう。
アメリカのドラッグストアなんかでは、ヒト用のサプリメントとして売っているらしいんだけど。
誰かアメリカに行くときに買ってきてもらわないといけないなぁ。
そんなわけで、心臓のほかに肝臓という心配事が増えてしまいました
がんばれ、はなちん!
がんばれ、私!